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ご挨拶

和歌山県立医科大学リハビリテーション医学講座 教授 田島文博

 私たちは、皆様の生命、健康と豊かな生活、そして実り多い人生にお役に立てるリハビリテーション医学の発展と推進に努力しています。

 近畿そして中四国地方の国公立大学唯一のリハビリテーション医学講座の使命として、科学的なリハビリテーションの臨床、教育、そして研究の推進があります。

 リハビリテーション医療の基本は、全身(Whole body)を診ることです。リハビリテーション医療では、患者さんのWhole bodyを医学的に診察し、検査・診断した上で、その患者さんの生活、ご家族、社会的背景そして、なによりもご本人の意志を包括的に考慮することが基本です。そして、医学的全身管理のもとで、積極的に出来る限りのリハビリテーションを行います。患者さんの機能と能力を最大限に高め、元の生活に戻ってもらうためです。そして、家庭復帰後も全人的に、医学的に診て参ります。つまり、救急対応も含め、障害をもった患者さんのかかりつけ医として診療にあたります。

 私どもの講座の教育はプロフェッショナルによる高品質の指導をモットーにしています。このホームページ作成までほとんど宣伝もしていませんでしたが、教育・研究面でもトップクラスにあります。例えば、わたくしは医学部卒業後、ただちにリハビリテーション医学修得を志し、緒方甫先生門下生としてリハビリテーション科医としての研修を受け、また、白木啓三先生に師事し大学院で応用生理学を学びました。そして、1990年から、一貫して大学と大学院教育機関で教鞭をとって参りました。教えた医学部学生は延べで2000名を超え、育てた専門医・認定医20名以上、博士(医学)10名以上、修士も20名を超えております。そして、私どもの講座のメンバーもすべて教育者としてのトレーニングを受け、実践しているプロフェッショナル集団です。

 福沢諭吉先生は学問のすすめの中で、虚学を廃し実学を行うことの重要性を説いてらっしゃいます。わたくしは基本となる臓器を持たないリハビリテーション医学こそは実学を実践する必要があると考えています。わたくしどもの講座の研究姿勢として、リハビリテーション医学の発展に寄与する臨床・基礎研究推進を揚げています。研究内容は多岐にわたります。しかし、われわれの研究はどれをとっても、国際レベルで通用する実学的研究といえます。

 社会貢献もリハビリテーション医学では欠かせない役割です。一般には、わたくしどもはアスリートスポーツへの寄与と障害者スポーツの医科学的貢献が知られています。リハビリテーション医学を志す者は、自ずと患者さんを思いやる心が醸造され、例えば、地元の患者会への参加とボランティア活動は「活動」というより自然な振る舞いのようなものになってきます。  また、地域医療への貢献はリハビリテーション医学という面では特筆される活動かもしれません。那智勝浦町立温泉病院にスポーツ・温泉医学研究所を設立し、ネットで大学院講義も受けられ、かつ、研究もできる環境を整えました。また、市街地活性化の一環として、フォルテ和島にげんき開発研究所を設立しました。他に類をみない活動といえます。

 わたくしどもの講座は医学部医学科の講座ですので、臨床の対象は患者さんになります。しかし、アスリートなどの健常者に対するリハビリテーションも重要ですので、スポーツ医学を中心としたリハビリテーションのためには、元気開発研究所やスポーツ温泉医学研究所を設立しています。また、大学教育は主としては医学生と看護学生となります。大学院教育では、修士課程大学院生と博士課程大学院生が対象となります。卒後教育としては医師には専門医養成教育があげられます。他に、理学・作業療法士と言語聴覚士にも本学で就労しながらカンファや勉強会で教育していくシステムもあります。これは、リハビリテーション医学が様々な職種で遂行する幅広い分野であるためです。

 最後になりますが、どうかこのホームページをみて下さった方は、隅々までお目を通して下さい。そして、わたくしどもの講座の心のサポーターになっていただければ幸いです。  よろしくお願い申し上げます。

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