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ロンドン2012 / 障害者スポーツ
本日の新聞に私のコメントが紹介されました。ピストリウス選手が世界記録を更新したら公認するのでしょうか?
■「有利」か「努力の証し」か
先天性の障害があり、生後11カ月で両足の膝下を切断。義足で競技を続けて
きた。論議を呼んだのは、弾力性のあるカーボン繊維製の義足が、国際陸連が禁
止する「バネや車輪など選手に利益をもたらす器具」にあたるかという点だっ
た。国際陸連は07年にドイツの大学に調査を依頼し、材質や動作を解析。健常
者よりも約25%少ないエネルギーでスピードを維持できると結論づけ、08年
1月に健常者のレースへの参加を認めないことを決めた。だが、スポーツ仲裁裁
判所は「他選手よりも有利であることを十分に証明していない」と判断、五輪へ
の道が開かれた。
北京五輪当時は参加標準記録を突破できなかったが、昨年7月に400メート
ルで自己新の45秒07をマーク。初めて世界選手権に出場した。400メート
ルは準決勝敗退ながら、1600メートルリレーは予選で第1走者を務め、南ア
フリカ記録樹立に貢献。決勝は欠場したが、銀メダルを手にした。今年も3月に
五輪参加標準記録A(45秒30)を突破する45秒20を出した。
北京パラリンピックで日本チームに同行した義肢メカニックの沖野敦郎さん
(33)は「(競技用の義足は)誰もが簡単に扱えるものではなく、努力のたま
もの。カーボン素材の硬さの規定はないが、加えた以上の力は与えられない」と
話す。一方、国際パラリンピック委員会国際技術委員で、和歌山県立医科大助教
でもある三井利仁さん(48)は「感情論で判断すべきではない。素材や重量、
反発力などのルール作りが必要」と指摘。「下腿(かたい)部に与える負荷や疲
労度なども検証すべきだ」と話し、肉体への影響も懸念する。
ロンドン2012パラリンピック競技大会日本代表選手団発表
当教室から表記大会に2名の教員が派遣されることになりました。国内でも1教室から日本代表が2名選ばれることは非常に名誉なことだと思います。大会詳細について下記の日本パラリンピック委員会のWEBにてご確認ください。
派遣が決まりました2名は。
尾川貴洋(陸上競技チームドクター)
三井利仁(陸上競技/技術総務)
http://www.jsad.or.jp/news_files/news2012.htm#london%20teamjapan